腐女子の本棚

私が読んだ商業BL漫画の感想置き場です。

Blue Lust[1]


Blue Lust[1]/ひなこ
   ブルーラスト

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あらすじ
暑い夏の午後、隼人は一人の男子生徒と出会う。それは、無口で周りと馴染もうとしない転校生の奏真だった。おくじょに立つ奏真の姿と、自身の後ろめたい過去を重ねてしまう隼人は、彼のことを気にかけるようになる。そんな隼人の優しさに触れ、周りと馴染めずにいた奏真にも次第に笑顔が増えていく。そんな折、過去ひ隼人が傷つけ、拒絶した相手・宮沢が現れ…。


ひなこさんの新刊、本当に良かった。
「君が笑うと許された気がした。それが俺の過ちだった。」「傷つけながら それでも また 求めてしまう」っていう帯の文章が本編とすごく合っていてなんかもう…言葉にできない…。

過去に男の友人から告白され、ホモだと言いふらし友人をいじめに追い込んでしまったことを後悔している隼人、過去に同性を好きになることがバレていじめられていた奏真。

奏真の事情を知って、さらに過去と重ね合わせてしまい突き放せず、優しくしてしまう隼人に惹かれていく奏真がもう本当に健気で…そんな奏真の告白に戸惑いながらも嫌われたくない思いで曖昧にしてしまう隼人も切なくて…うっ…。

でも少しずつ歩み寄っていくのかな?って時に過去に隼人に告白していじめられてた男、宮沢ですよ!ああ!

まさか宮沢が奏真の中学時代の友人だなんてそんな…運命とはなんて残酷なんだ神様ひなこ様…どうかみんなを幸せにしてあげてください…。

2巻が待ち遠しくて仕方ない!

ひなこ先生、安定の面白さでした。